応援団の歌 全集

平成27年度総会でOBの皆さんに歌っていただいた歌を録音した生歌と

昔の写真をドッキングしてスライドーショーを作りました。

この狙いは、歌詞のマスターとスピード、音程の統一を図ることです。

これからの現役の活動の一助になれば幸いです。

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 1 易水流れ寒うして

(巻頭言)

雨降らば雨降る思いに  風吹かば風吹く思いに
そぞろ人の世のはかなさを知る  ハイソサエティのメッツェンと
恋をするのが真の恋であって  下町の娘と恋をするのが
真の恋でないとと誰が言えよう  酒は飲むべし百薬の長
酔っては枕す美女の膝  醒めては握る天下の剣
花は摘むべし山間の百合  女は抱くべし
これまた人生無常の快楽なり  いざや舞わんかな唄わんかな
我らが剛毅朴訥の調べを  易水流れ寒うして
アイン ツヴァイ ドライ 

 

1  易水流れ寒うして 広原草は枯れ果てぬ
  見よや龍南龍は伏し 鉄腕撫する健児あり 

2 西海(せいかい)月の澄むところ 武夫原頭に書を抱いて
  鳴かず飛ばずにここ暫し  虚空の翼養わん  

3 仰がば蘇峰 臥さば画津 我が目に見じな濁と汚

歌わば人を醒ますべく 泣かば熱涙(るい)色も濃く


2 熊本大学第一応援歌(必勝の歌)

   1 血をすすり涙して 勝ち得し御旗 濁世の最中    さんたる光

見よや紅の旗頭    熊大健児の意気の所為(せい)

   立てば治めん御旗のもとに   群雄乱れ剣折るるとも

  いかで渡すべき仇人に 必死の力を尽くすとも

2 血をすすり涙して 勝ち得し御旗 幾春秋の 暮れにしあれど 

いかで渡すべき仇人に さらば誓わん我が友よ

    命は軽し熊大の誉れ     正義は堅し熊大の勲
               やがて大呼せん勝鬨を  有明(ゆうめい)湾頭に響くまで

 


3 熊大同期の桜

1 貴様と俺とは同期の桜  同じ熊大の庭に咲く
  堅い友情誓った仲間  いつか実るぜ応援団

2 ああ銀杏の栄光を  貴様と俺とで分かち合う
  苦難乗り越え励まし合おう  意地とど根性応援団   

3 生まれ故郷は違っていても  同じ意気地に燃えて立つ
  仰いだ夜空の北斗の空に  高く聳えよ応援団


4 熊本大学第3学生歌

1 森の都に開けたる 古き歴史を偲ばせて

  希望の白亜並び立つ

あ清新の気は満ちて気は満ちて
  建学の槌音高く 

2 蘇岳東に連らなりて 火を吐く姿若人の
  熱き情念(おもい)に似たるかな

ああ俊英は集いたち集いたち
  若き世代の証なす 

3 時の流れは変わるとも 堅き信念(おもい)を培いて
  真の道を踏まんかな
  今ぞ潮は満ち来たり満ち来たり

平和世界の騎手たらん


5 惜別の歌

1 遠き別れに 耐えかねて
  この高殿に 登るかな
  悲しむなかれ 我が友よ
  旅の衣を ととのえよ

 2 別れと言えば 昔より
  この人の世の 常なるを
  流るる水を 眺むれば
  夢はずかしき 涙かな

3 君がさやけき 目の色も
  君くれないの くちびるも
  君がみどりの 黒髪も
  またいつか見ん この別れ


6 熊本大学応援団逍遥歌

独白:(モノローグ)

 誰が為に辛苦し 誰が為に励む 命を燃やす 押忍の二字
 男子の本懐 今ここに得たり 友を励まし また歌う逍遥歌

 

1 世界に誇る 大阿蘇の 気高き様を 仰ぎ見よ
  剛毅の風は 吹き止まず 広くこの世を 醒ますなり
  聞け応援団 雄叫びを 

2 不屈の精神(こころ) 龍南の 我が学び舎に 集いあう
  五千の友に 脈々と 白川のごと 流るべし
  見よ応援団 熱き血を 

3 立田の山に さつき咲き 寄せては返す 有明の
  春秋四歳は 短くも 友情(なさけ)は永遠に 忘るまじ
  知れ応援団 この情念(おもい)


7 椿花咲く

1 椿花咲く南国の 二更を過ぐる星月夜
  オリブの森に炎は燃えて 歌朗らかに酒盛りの
  感激深き若き日の 誇りを永遠に忘れじな

2 ああ南国の沖遠く 潮の流れは尽きずして
  白銀の陽に溢れては はからずも入る白日夢
  生命の旅の寂しさに 盧生の夢の今しばし

独白:モノローグ) 

  春弥生 肥後の名山 立田の山と

 我が熊大武夫原頭に いろどり添えるは

  肥後椿である

3 春蘇える筑後野に 清和の光溢れつつ
  今逍遥の道すが 命の調べ颯爽と
  生きとし生けるものはみな 若き力に燃ゆるかな


8 田原坂

1 雨は振る降る 人馬は濡れる
  越すに越されぬ 田原坂
   (シャカホイ シャカホイ )

2 右手(めて)に血刀

   左手(ゆんで)に手綱
  馬上ゆたかな 美少年
   (シャカホイ シャカホイ) 

3 臥さば大地に 仰がば天に
  哀歌響かん 応援団
   (シャカホイ シャカホイ)


9 熊本大学第2学生歌

1 緑開く九州路(くすじ) 新世の望み満ちて
  常若(とこわか)の陽輝き燃ゆる

熊大ああ我らが学苑 

2 天地鎮む蘇岳 絶ゆ日なくおろし火噴きて
  誇りあふるる歓喜を歌う

熊大ああ我らが学苑  
3 鐘は響く永遠に みんなみの究理の園
  あらしの夜も灯消えず

 熊大ああ我らが学苑


10 熊本大学第1学生歌

1 白銀の光あふれ 濃緑にむせぶ学び舎
  若き望み 若き望み ああ 自由の風
  ミネルヴァの森になごむ 

2 桑海の時の流れに たゆまざる学びを誇る
  若き望み 若き望み 見よ千古を秘めし

蘇岳の気高き姿


11 熊大学生応援歌(我が熊大)

1 萌え出づる 緑の森に 湧き上がる 我等が血潮
  若人の息吹はここに いざ来たれ
  我が熊大 我が熊大
  見よ熊大の この力

2 煙立つ 阿蘇の頂 波白き 天草の灘
  雨嵐ここ武夫原に まき上がれ
  我が熊大 我が熊大
  見よ熊大の この力

3 遥かなる理想(すがた)求めて 培いし心と身体
  燃えさかる闘志を胸にいざ行かん
  我が熊大 我が熊大
  見よ熊大の この力


12 武夫原頭に草萌えて

(巻頭言)

仰げば星斗爛煥として 永遠の真理を囁く
頭をめぐらせば蘇山遠々として 我ら若人の情熱をそそる
天地の恵み豊かなる肥後の一角 立山の麓 白川の畔
これぞ我ら熊本大学応援団健児が地なり
いざや舞わんかな狂わんかな唄わんかな
我等が剛毅朴訥の調べを
武夫原頭に草萌えて

アイン ツヴァイ ドライ 

 

1 武夫原頭に草萌えて 花の香甘く夢に入り
  立田の山に秋逝いて 雁が音遠き月影に
  高く聳ゆる三寮の 歴史や移る十余年 

 2 夫れ西海の一聖地 濁世の波を永遠にせき
  健児が胸に青春の 意気や溢るる五高魂
  その剛健の質なりて 玲瓏照らす人の道 

3 時潮のめぐりたゆみなく 移りてここに十年の

  思いや狂う胡北の地 断雲乱れ飛ぶところ
  斬魔の剣音さえて スラブの末路今ぞ見る

 4 時艱にして義を思い 塵世に節を偲ぶかな
  ああ新興の気を負いて 浮華の巷に我立てば
  思いは馳する朴訥の 流風薫る銀杏城

 5 さらば我が友叫ばずや 時と人とを諭すべく
  見よ龍南に一道の 正気ありてぞ日の本の
  青年の名に力あり 二十世紀に光あり

       二十世紀に光あり